薬物乱用頭痛とは?頭痛薬の多用がさらなる頭痛をまねく!

健康

頭痛や腰痛のほとんどは「原因不明」。

慢性的な頭痛や腰痛に悩まされ、医者にかかっても薬を飲んでも治らず、少し良くなったかと思ったらぶり返して、平日なんとかやり過ごしても週末に寝込んでしまう。

 

このような頭痛や腰痛の悩みを抱えながら毎日を過ごしている人は多いのではないでしょうか。

日本人にとって、頭痛や腰痛はよくある症状だといわれています。

 

厚生労働省の国民生活基礎調査によると、日本人の約4人に1人が腰痛に悩まされているという結果が発表されています。

 

慢性的な頭痛を感じてる人に至っては、3000万人もいるという調査もあります。

 

しかし、このような頭や腰の痛みのほとんどはいまだに原因不明です。

 

頭痛は大きく分けると、病気による頭痛、慢性頭痛、二日酔いなどが原因で一時的に起こる3つの種類があります。

 

一時的な頭痛や病気による頭痛は原因がはっきりしているため、それが解消されれば痛みは消えてしまいます。

 

しかし慢性頭痛は原因が不明です。偏頭痛や緊張性頭痛がこれにあたり頭痛全体の80%がこの慢性頭痛なのです。

 

また腰痛においても85%は原因不明という調査があります。

 

多くの病院では腰痛がある場合、レントゲンやCTスキャン、MRIなどを使って骨や筋肉の異常を探して痛みの原因を見つけようとします。

 

しかし骨や筋肉に異常がなければ対処のしようがありません。

 

頭痛や腰痛を抱えて病院に行っても、医師からはっきりとした回答が得られず疲れやストレス、加齢だろうという言葉で診察が終わってしまい、薬や湿布を出されて終わり、ということがよくあります。

 

これは現代医学では慢性頭痛や腰痛は説明できないものであり、医師には治療ができないことを意味しているのです。


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鎮痛剤への依存で他の器官にまでダメージがおよぶことも。

 

病院に行ってもどうせ良くならないだろう、という考えから、多くの人は頭痛や腰痛に悩まされると、市販の薬や整体マッサージなどの対処療法に頼ります。

 

多くの人がとる代表的な手段が鎮痛剤などの薬を服用することです。

 

ドラッグストアなどで手軽に購入でき、飲むだけで痛みが治るため、常に持ち歩いてる人もいるほどです。

 

しかし鎮痛剤は、一時的には痛みを抑えることができますが、長期間服用を続けると新たな痛みを引き起こしたり、かえって痛みを悪化させたり、重篤な病気を招くリスクをはらんでいます。

手軽に入手できる鎮痛剤といえば、ロキソニンやボルタレン、バファリンなどが有名です。おそらくほとんどの人が一度は服用したことがあるのではないでしょうか。

 

しかし知名度が高いからといって副作用がないわけではありません。

 

これらの鎮痛剤には神経を高ぶらせる成分も配合されています。

 

その成分が体内に蓄積すると、痛みへの感受性が強くなり、ちょっとした刺激にも痛みを感じるようになってしまうのです。

 

現在、問題となっているのが「薬物乱用頭痛」と呼ばれる頭痛です。慢性的な酷い頭痛を治すために、常に鎮痛剤を飲むようになると、次第に脳が痛みに対して敏感になってしまいます。

 

鎮痛剤は、本来一時的な痛みを取ってくれるものですが、多くの頭痛薬を飲むようになると薬が効きづらくなってしまいます。月に10日以上頭痛薬を服用している人は「薬物乱用頭痛」の可能性があります。

 

中には予防薬として鎮痛剤を飲む人もいますが、それによって痛みの悪循環から抜け出せなくなることがあるのです。

 

頭痛薬(鎮痛剤)を多用して起きる「薬物乱用頭痛」とは?

 

片頭痛や緊張型頭痛などの慢性頭痛を抱えた人が、頭痛薬の飲み過ぎが原因で、頭痛になる状態を「薬物乱用頭痛」といいます。

 

ロキソニンやボルタレン、バファリンなどといった市販鎮痛薬の飲み過ぎによるものが多いのですが、トリプタン系の偏頭痛薬など、医師からの処方薬によっても起こります。

 

「薬物乱用頭痛」は以下のような人が当てはまります。まずはチェックしてみてください。

薬物乱用頭痛のチェックポイント
  • 月に15日以上頭痛がある。
  • 市販(または医師から処方された)頭痛薬を月に10日以上服用している。
  • 朝目覚めると頭痛がする。
  • 以前効いていた頭痛薬が効かない。
  • 薬を飲んでるにもかかわらず頭痛が以前よりひどくなってきた。
  • 頭痛の程度、痛みの性質、痛む場所が変化することがある。
  • 以前は片頭痛も起こっていた。

私の知り合いでも、偏頭痛持ちでありながら、仕事で日常的に激務をこなすために、日常的に大量の頭痛薬を服用したのが原因で、薬物乱用頭痛と診断された人がいます。

 

医師に鎮痛剤を禁止されるまでは、痛みを堪えながら仕事をこなすためにバファリンの大箱(80錠)を2週間に1度は買っていたほどだと語っていました。

 

結局、会社を2ヶ月ほど休職し、一切の頭痛薬を絶つことで、回復したという話を本人から聞きました。

薬物乱用頭痛の治療のプロセスは、

①原因となる薬物の投与を中止し、②その薬物をやめた事による頭痛に対応します。そして、③頭痛の頻度、回数を減らすために予防薬を投与すると方法で行われるようですが、

 

上のチェック項目を見て心当たりがあると感じたら、まずは頭痛外来などで医師にかかり、ただしい対処と治療にあたるようにしましょう。

まとめ

 

国民病ともいえるほど多くの人が悩んでいる頭痛ですが、その原因はさまざまです。

 

痛みを一時的に抑えるために対処療法として、誰もがかんたんに手に入れられる頭痛薬の服用が、さらなる頭痛を呼ぶことがあります。

 

薬物乱用頭痛は一時的な原因である頭痛を、さらに複雑なものにしてしまうことがあるのです。

薬だけに頼るのではなく、食を含む生活改善や運動などについても試してみることを検討してみてはいかがでしょうか。

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